Life is Free〜30歳からの世界一周

2018年4月から西回りで世界一周中。弁護士。30歳を過ぎて夢だった世界一周に行きたい気持ちが大きくなり、「一度きりの人生、やりたいことをやろう‼︎」と思い立ち世界一周へ。世界の絶景の写真や各種情報を発信していく予定です‼︎何かご質問や疑問があればお気軽にコメントください‼︎

タンザニア〜マラウイ国境越え(タンザン鉄道でムベヤ経由)〜3等から2等への繰り上げ成功‼︎闇両替に騙される‼︎

2018.7/20〜7/21 タンザニアマラウイ

タンザニアザンビアを国境をまたいで結ぶタンザン鉄道なるものが存在するらしい。このタンザン鉄道に乗ってタンザニアザンビア間を移動するのがアフリカ縦断のバックパッカーの王道コースらしい...せっかくなので私もタンザン鉄道でタンザニアからザンビアに抜けよう!と思っていました。
ただ、このタンザン鉄道の1等(2段ベッド4名個室)・2等寝台(3段ベッド6名個室)は人気が高いらしく直前だとチケットが取れないらしい...(他に3等座席もありますが、こちらは地元民御用達でカオスになるとか...できれば避けたい...)

そこで、ザンジバル島に行く前に予約しようと思ったのですが、ダルエスサラーム に着いたのが土曜日。土日はタンザン鉄道予約オフィスは休み...
そこで、ザンジバル島から帰ってきた日(木曜)にオフィス行って、1等・2等寝台が取れればザンビアまで、3等(座席)しか取れなかったら国境手前の町ムベヤで降りてマラウイに行こうと予定変更。

(以下では、1タンザニアシリング(Tsh1)≒0.05円、1マラウイクワンチャ(MK1)≒0.15円で換算しています)

 

1.タンザン鉄道予約

ザンジバル島でリゾートを楽しみ、ダルエスサラーム に帰ってきて、その足でタザラ駅のオフィスに直行。

*タンザン鉄道が出発するダルエスサラーム 駅(タザラ駅。ダルエスサラーム 駅では通じないので注意!)は市内から少し離れています。「Mnazi Mmoja」というバス停(Maps.meで検索可能)からタザラ駅行きのミニバスが出ています(駅の近くで降ります)。それかUberでも行けます。ダルエスサラーム ではタクシー強盗が多いため、絶対にタクシーを利用してはならないというのが常識ですが、Uberなら運転手の個人情報付きなので大丈夫だと思います(私も利用しましたが普通でした)。Uberのおかげでダルエスサラーム でもタクシー移動ができるようになりましたね〜

【料金】ミニバス(市内〜タザラ駅)400Tsh(約20円)

Uber(市内〜タザラ駅)8000Tsh(約400円)

 

係員に次の日(金曜)のチケットを確認すると、「1等、2等はフルだね。3等なら空いてるよ」の一言。

はい、マラウイ行き決定。
というわけで、ムベヤまでの3等座席のチケットを購入。
【料金】ムベヤまで3等で36500Tsh(約1800円)


帰り際に、係員が「最初の駅で人が降りるから寝るスペース見つけろ」との助言。本当かよ...


2.ダルエスサラーム 〜ムベヤ(Mbeya)

当日は、15:50出発予定とのことで2時間前にはタザラ駅に到着。
15:00に乗車開始。
事前情報では、3等はインドのジェネラル席のような状態で遅れると荷物置き場所がない、通路も人で溢れているとのことだったので、一番乗りで乗車して荷物を荷台に。

しかし、実際は、思っていたよりも綺麗で、通路には荷物もないですし、人も座ってませんでした(そもそもチケットない人は駅に入れないシステムでした)。
ただ、リクライニングはできないので、座席は直角。これで24時間はキツイ...


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そして、出発が遅れることで有名なタンザン鉄道ですが、何と予定時刻ぴったしに出発‼︎まるで日本の電車のようだ。


最初は車内を探索したり、景色を満喫したりしていましたが、すぐに飽きてあとはひたすら動画を見ていました。
いつになったら最初の駅に着くのかと思っていたら午後8時半頃に最初の駅のKisaki駅に到着。とりあえず降りて一服。


最初の駅に着いたが、どうやって1等や2等に移るのか?と悩んでいると、少し前の方に座っていた欧米人の老夫婦が荷物をまとめている。話を聞くと係員が声をかけてきて追加料金払って2等に移ることになったとか。私にはそんな掛け声一切なかったけど‼︎
しかし、希望が見えたので、とりあえず2等の車両に行ってみることに。ウロウロしましたが、誰も一向に声をかけてこない。そこで、とりあえずそこら辺にいたスタッフに2等に移りたいことを伝えると、責任者っぽい人のところに連れて行かれ、追加料金払って2等に移動できた!タザラ駅のチケットオフィスのおじさんが言ってたことは本当だったんだ。2等は3段(6人部屋)の寝台ですが、足を伸ばせるので全然快適でした。
それにムベヤに着く頃には同室の人はほとんどいなくなっていて、最終的にはほぼ個室状態でした。
ムベヤに着いたのは翌日の14:50、23時間で着きました。こちらもムベヤまで1日と聞いていたので予定どおり。

外は晴天で車窓からの眺めも最高でした‼︎


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3.ムベヤ〜マラウイボーダー

駅から出ると、すぐにボーダー行きのダンダラの客引きが押し寄せてきます。事前情報で5000〜6000Tshが定価と知っていたので、値段を確認すると、最初から6000Tshの提示。全然ぼってこない!
私が乗ったときは空いていたのですが、次々と乗ってきて、最終的には私の膝の上に知らない子どもが乗っているという状況笑
隣にお母さんが座ってたのですが、お母さんも赤ちゃんを抱えており、他の子どもたちもそれぞれ違うオッさんの膝の上に。これがアフリカスタイルです。
結構重たい。ちょっとどいてもらおうかと思ったら、子ども寝てる‼︎
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もう我慢するしかない...そんな状態で2時間半後、ようやくボーダーの町Kasumuluに到着。ちょうど午後6時頃。


4.ボーダー越え

国境は6時で閉まるとの情報得ていたので、とりあえず今日は国境付近に泊まって、明日朝一で国境を越えようと考え、できるだけ国境に近い安宿を探して国境間際まで行ったら、案の定、闇両替の男が。
無視しようと思ったら、悪魔のささやきが。


「まだボーダーは開いているよ。急げばカロンガまで今日中に行けるよ」


えっ⁉︎半信半疑でイミグレに行くと本当に開いていた。その流れでタンザニアを出国してしまった。


5.闇両替の手口

イミグレを出ると闇両替の男が待っていた。


マラウイに行くならクワンチャが絶対必要!あと、マラウイのイミグレがあと15分ほどで閉まるから急がないと!」


なんかまんまとハメられた感じだが、もう出国してしまったので、マラウイに入国するしかない。男が提示してきたレートはほぼアプリの公定レートどおりだったので応じることに(44000Tshの両替。公定レートなら14000MKのはず)。
しかし、男が最初渡してきたのは10000MKのみ。

この急いでいるときに姑息な真似を。抗議するがしらばっくれる。そこで、通貨アプリ見せて電卓叩いて見せると、渋々残りを渡してきた。
この時、抗議して渡してきたのであまり中身を精査せずにそのまま受け取って、男と別れて、走ってマラウイのイミグレへ急ぐ。審査を待っている間に先ほど男が渡してきた残りを確認すると50MK札8枚で400MKしかなかった。やられた!
気づいたときには後の祭り。
やっぱり、焦るとろくなことはない。予定どおりボーダー渡るのは明日にすればよかった...などと後悔した。やられたのは500円程度にとどまったが、明確に騙されたのが悔しかった。
なお、マラウイ側には公式の両替所もありますし、ATMもありますので、タンザニア側の闇両替は利用しないように‼︎
あと、実はタンザニアマラウイは時差が1時間あるので、もう午後6時過ぎたと思っていたのはタンザニア時間でマラウイ時間ではまだ午後5時だったということも後で分かりました。

 

6.ボーダー〜カロン

マラウイのイミグレ出た時にはすでに外は真っ暗。カロンガまで行く予定だが、宿やレストランは開いているのか不安になる。
イミグレ出た外(大型のバスなどが泊まっているさらに奥です)にはシェアタクシーが何台か停まっていました。1500MKでカロンガまで行くというので乗ることに。
マラウイの道はタンザニアと打って変わって、ボーダーからカロンガまでは砂利道の未舗装路が続く。
街灯もなし。前の車が走っているとその土煙で前がまったく見えない状態(濃霧のときと同じような視界)。にもかかわらずタクシーは80kmぐらいで飛ばしている。マジで恐怖を覚えた。
そして無灯火の自転車や人が突如道路を横断していたり、牛がいたりする。街灯がないため、車のライトで分かった瞬間にギリギリ避ける感じ。

それも運転手の兄ちゃんは携帯はいじるわ、後ろ向きながら客と話すわと日本じゃ考えられない...
途中2〜3回、警察の検問がありました。

運転手が検問手前で車から降りてトランクを開けるので、何かマズイものでも入れていたのかと思ったら何と人が降りてきた‼︎トランクに人が乗っていたの⁉︎
運転手は何事もなかったように検問へ。いや、がっつり警官に見られてますけど...

ただ、警官はそのことには一切触れず、むしろ私のパスポート確認して色々質問してきた。いやもっと突っ込むところあるでしょ!
そんな道のりを1時間半ぐらい走ってカロンガ到着。

 

7.カロンガ(Karonga)

カロンガは思っていたよりも田舎。街灯もなく街全体が暗い。
同じシェアタクシーにカロンガのバス会社の人間が乗っていて、安宿やレストラン、ATMの場所を教えてもらった。もちろんうちのバスを使ってくれと勧誘されたが。
教えてもらった安宿(スーパーマーケットの横)は物置小屋みたいなボロ屋は、1500MK(約230円)と破格の安さだったが、Wi-Fiなし、コンセントなし、シャワーは水のみ、トイレはぼっとん。
カロンガは夜は結構涼しいのでとてもじゃないけど水シャワーは無理だと断念。

なお、蚊がめっちゃ入ってくるので見たら窓がない。網があるだけ。一応蚊帳はあるけど。


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安宿近くのレストラン&バーは薄暗く、メニューがビーフ&ライスとチキン&ライスの2択のみ。なぜかビーフの方が安かったため、頼んだらこれが日本のビーフシチューそっくりで結構美味しかったです(約150円)。ビールも100円ほどと安い。
飯後にATMに行きましたが、ATMはしっかりしていて、1万円分(6万MK)下ろせました。ただ、最高紙幣が2000MKのようで1万円分下ろしたらすごい分厚さになったので注意です!
スーパーも20:00前には閉まっていたし、21:00前に食事終えて外出たら誰も歩いていない。まるで深夜のような雰囲気でした。ただ治安は悪くなさそうでした。

 

何はともあれ無事マラウイに入国し、宿も確保できたので良かった〜

最後の最後でタンザニアの闇両替に騙されてちょっと嫌な思いをしたけど、タンザニアは想像していたよりもずっと人が暖かくて治安も悪くなかった印象です!イメージと実際は違うもんですね〜