《15ヶ国目》アルバニア🇦🇱【移動情報あり】
南アフリカのあと、西側ヨーロッパ(スペイン、ドイツ、イギリス、オランダ、ギリシャ)を少し周りましたが、この辺りの情報は溢れているので、割愛します笑いずれ余裕があったら書きたいと思います。
西側ヨーロッパのあとに向かったのが東欧!ギリシャから陸路でウクライナまで行く予定です!
東欧の出発地点はアルバニア!
このアルバニア、ヨーロッパ最後の秘境と言われていて、ネットでも全然最新の情報が手に入りませんでしたし、日本人にも全く会いませんでしたが、個人的にはかなりお気に入りの国です!
とにかく情報が少ないので、知り得た情報を共有したいと思っています。
(以下では1レク≒1円で換算しています)
1.基本情報
非EU加盟国。通貨はレク。首都はティラナ。
元共産国でありながら、ソ連とも距離を置き(むしろソ連を仮想敵国として共産時代に仮想トーチカを国中に設置)、西側・東側諸国にも属さず、ずっと鎖国をしていた挙句、90年代後半には国民の大多数がネズミ講で破産したというかなりぶっ飛んだ歴史をもつ国。
東欧の中でも飛び抜けて物価が安い。
宿泊施設はドミなら700円程度、個室でも1500円以下、食費も外で腹一杯食べて500円以下という感じ。
治安面でアルバニアを避けている旅行者によく出会ったが、治安面で心配したことは滞在中一度もない。
人は全体的に親切。道に迷っていると、ほとんど英語もできないのに、身振り手振りで教えてくれる。
英語はほとんど通じないと思った方がいい。ゲストハウスのオーナーも、ツアー会社の人も、カフェの定店員も、英語の数字が分からないレベル。ただし、若者は比較的英語ができる人が多い。
ほとんど観光化されていないので、まったり過ごせる。
都市間移動はバス一択。乗合のミニバスも多く、道路状況も悪い(道ガタガタ)。ヨーロッパというよりアフリカに近かった。
宿泊施設は民泊が多い。1000円以下でアパートの一室を貸し切れるのでかなりお得だが、オーナーが英語話せない、場所が分からない(ほとんど看板など出ていない。GoogleMapやMapsmeの位置とずれている)などのリスクあり。
2.アクセス(移動情報)
(1) ギリシャ(カランバカ)〜アルバニア(ジオカストロ)
私は、アルバニアにはギリシャのカランバカ(メテオラがある街)からアルバニアジオカストロという世界遺産の街に行きました。
カランバカからジオカストロ行き直通バスは存在しません。
先ず、カランバカ〜イオアニア(ギリシャとアルバニアの国境付近の街)までバスで移動し、イオアニアのバスターミナルで、イオアニア〜ジオカストロのバスチケットを購入する必要があります。
【カランバカ〜イオアニア(Bus)】
カランバカのKTEAのオフィスで購入可能。料金は€13.6。所要2:15。
出発時間は私が聞いた限りでは朝9:00発のみでした。
【イオアニア〜ジオカストロ(Bus)】
イオアニアのバスターミナルで購入可能。料金は€8。所要2:15。
出発時間は13:15。
ギリシャ〜アルバニア間の陸路国境越えですが、ギリシャ出国は、手荷物検査なし。スタンプあり。アルバニア入国も、手荷物検査なし。係員がパスポート回収してバス内で待機するシステム。スタンプなし。45分ほどで出入国終わりました。
(2) アルバニア(ティラナ)〜マケドニア(オフリド)
私は、ティラナからマケドニア唯一の世界遺産があるオフリドという町に行きました。なお、厳密にはティラナから出ているのはオフリド最寄りのストルガという街までで、ストルガからオフリドまではタクシーを利用することになります。
ティラナからの国際バスチケットはツアー会社で購入します。ツアー会社は中心部のスカンデルベグ広場から北西に延びるデュラス通りに面してたくさんあります。
ネットの事前情報ではどこも価格は変わらないとのことでしたので、適当に目に入ったツアー会社で手配しました。
料金は1250レクで、16:00出発、所要5:30(スタッフいわく毎日16:00だけということでした)。
ネットの事前情報では、ストルガ行きのバスの乗り場はスカンデルベグ広場にあるティラナインターナショナルホテルの横ということでしたが、私が手配したツアー会社はスカンデルベグ広場から北西に3kmほど行った「Bus Station South Albania」(Mapsme検索可能)というところでした。
なお、このツアー会社のスタッフはほとんど英語話せませんでした。それもプリンターがなかなか起動せず、危うく乗り過ごしそうになりました。
3. ジオカストロ
ベラトと共同で世界遺産に登録されている街です。
ジオカストロのバスターミナルから観光のメインである旧市街までは距離が離れているため、タクシーがおすすめです。
メータータクシーも存在します。
目安はバスターミナル〜ジオカストロ城で360レクです。
徒歩なら30分強です。バスターミナルから旧市街まではかなり坂なのでバックパック担いでの行きはキツイと思います。
(1) 見所
⚫︎「旧市街の街並み」
世界遺産にも登録されている旧市街の街並みは綺麗です。人も少なくて落ち浮いて観光できます。小さいので1時間もあれば十分回れます。
⚫︎「ジオカストロ城」
入場料200レク。
なかなか見応えのある城です。これで200円ちょっとは安すぎると思うぐらいです。
(2) 宿泊・レストラン
旧市街に固まっています。旧市街自体小さな街なので、どこに泊まっても観光には便利です。
レストランも旧市街を歩いていればチラホラあります。アルバニアの伝統料理を扱う店もあります。
観光地価格ですごく高いということはありません笑
(3) 移動情報
私は、ジオカストロからは、「ブルーアイ」を見るために、サランダに向かいました(ブルーアイへの行き方は下記のサランダ参照)。ジオカストロのバスターミナル(MapsmeでDomestic Busesとあるガソスタ)からサランダ行きのミニバスが出ています。同じバスターミナルからティラナ行きの大型バスも出ています。
ティラナ行きの大型バスは時間が決まっていましたが、サランダ行きのミニバスは時間は決まっていなくて、人数が集まり次第出発という形式でした。大体1時間に1本程度出ているようです。
料金は300レクで、所要時間は2:00ほどです。
3.サランダ
特に何もありません。ビーチがあるので、夏は賑やかなのかもしれませんが、オフシーズンは閑散としています。その分、オフシーズンはほとんど観光客はおらず、穏やかに過ごせます。ビーチ沿いのベンチで酒を飲みながらまったりするのがおすすめです。個人的には結構お気に入りの街です。アルバニア人に人気あるようです。ティラナで泊まった民泊のオーナーの娘さんはサランダが一番好きと言ってました。
(1) 宿・レストラン
民泊が主体。
私はブッキングドットコムで見つけた「Mona’s apartment」というところに泊まりました。テラス付きのアパートの一室貸切で€12でした。
名前のとおり、Monaさんが所有するアパートの一室を借ります。Monaさんはほかにドミトリールームも所有しており、そちらは「Mona’s Hostel」という名前です。
非常に快適に過ごせてかなりお気に入りなのですが、問題は、ブッキングドットコムのレヴューにも書きましたが、この宿泊施設の場所場所がとにかく分かりにくいことです。
Googleマップ、Mapsmeともに「Mona’s hostel」と「Mona’s apartment」が別の場所になっているが、実際は同じ建物。地図上で「Mona’s hostel」となっているところに両方ある。「Mona’s hostel」がある建物は1階にミニスーパーが入っている建物(ドラッグストアの隣の建物)。入り口は後ろにある。階段を登って5階の「13」と書かれたドアの部屋が「Mona’s apartment」。その左隣がMonaさんの家。6階が「Mona’s hostel」。
事前にMonaさんとメールか電話で到着予定時刻を知らせ、鍵を受け取る必要がある(時間に建物近くにいればMonaさんが迎えに来てくれる)。
なお、Monaさん自体はほとんど英語が話せないため、メールや電話はすべてMonaさんの息子さんとのやり取りになる。
デメリットを長々書きましたが、テラスからのロケーションは最高で、部屋も広く、Monaさんも丁寧な人で、息子さんもメールで問い合わせれば5分程度で迅速に返信してくれますので、かなりオススメです!
まともなレストランがほとんどないのがネック。ケパブを扱うファースフード店はいくつかある。
(2) 見所
サランダ自体には特になし。ビーチぐらい。
ただ、近郊にアルバニアきっての秘境「ブルーアイ」と世界遺産「ブリリアント」があります。
⚫︎ブルーアイ
アルバニアで検索すれば、上位にヒットするぐらいアルバニアでは有名な絶景スポット。アルバニア訪れる旅人は必ず行くというところ。
但し、その割に、自力で行こうとすると交通の便が異常に悪い(ほとんど自家用車かツアーで来る)。
淡水の泉で、あの有名なメキシコのセノーテと比較されるほど綺麗と聞いていたが、個人的にはそこまで感動しなかった(セノーテには行っていないので比較できませんが、タンザニアのモシ のホットスプリングの方が綺麗だった)。
多分、大きな荷物背負ってひたすら歩いたせいで、苦労の方が勝ったのかも...
《アクセス》
ジオカストロとサランダのちょうど中間ぐらいにある。ジオカストロ〜サランダ間のミニバスに乗り、途中で降りる。
運転手にブルーアイに行きたいと伝えておくとブルーアイ近郊で降ろしてくれる。
バス停からブルーアイまで結構距離があり、30分強歩く必要があります(これがアフリカなら絶対にバス停付近にトゥクトゥクが待ち構えていたのに...アフリカにいるときは正直ウザかったですが、なくなるとそのありがたみが分かります)。一本道なので迷う心配はありません。
問題は帰り。バス停には時刻表もなく、ひたすらバスを待つ必要がある。バス停付近にはまったく何もない。
私の場合、30分以上待ったにもかかわらず、バスはおろかタクシーすら通らず、雨も降ってきて泣きそうになってたところ、親切な旅行者が車に乗せてくれて何とかサランダまでたどり着くことができました。
なお、他の旅行者に聞いてもほとんどヒッチハイクで帰っているようです。行きはともかく帰りのバスはマジで来ませんし、バス停には誰もいないので結構精神的に辛いです笑
《料金》
バス停から少し歩くとゲートがあり、そこで50レク支払います。
なお、ここのおっちゃんに荷物を預かってくれとお願いしましたが、拒否されました(なので重いバックパック担いでひたすら歩く羽目に)。
(3) 移動情報
サランダからティラナ、ベラト、ジオカストロなど各都市のバスが出ています。
ジオカストロ行きは上記のとおり時間未定のミニバスです。
ベラト行きは毎日朝8:00発の1本のみ(地球の歩き方情報では1日に2本あるとのことでしたが、窓口で聞いた限りでは1日朝1本だと言われました)。
ティラナ行きは聞いてません。地球の歩き方情報によると、
4.ベラト
ジオカストロと共同で世界遺産登録されている街。「千の窓の町」と呼ばれる美しい街並みが特徴。
(1) 見所
⚫︎旧市街と千の窓
川を挟んだ両岸から見る旧市街の街並みが売り。旧市街自体はこじんまりとした小ささなので1時間もあれば十分周れる。
⚫︎ベラト城
結構急な坂をひたすら登らなければならないのがキツイが、城内も広く、上からの眺めはなかなか。これで100円ちょっとというのは本当に驚き。
入場料100レク。
(2) 宿・レストラン情報
宿はブッキングドットコムで口コミ評価の高かった「Hostel Mangalem」というところに泊まりました。ドミが€7.2でした。
オーナー夫妻はかなり親切で丁寧な人で、立地的にも旧市街の中にあり、施設も綺麗で清潔感があり、朝食付きなので、おすすめです!
ベラトもまともなレストランが極めて少ないです。ほとんどカフェかバーです。
ゲストハウスの近くにイタリアンのレストランがあったので、そこに行きましたが、少々高かったです。
(3) 移動情報
ベラトからティラナには1時間に2本程度とバスが頻発していますので、いつ行っても大丈夫です。
料金は400レクで、所要2:20でした。
お金はバス内で支払うパターンで、現金のみです。
旧市街からバスターミナルは少し離れていますので、市バスに乗るのが無難です。市バスは1つしかないので迷うことはありません。料金は30レクです。
5.ティラナ
アルバニアの首都。首都だが、西側ヨーロッパの地方都市より発展していない感じ。ただ、その発展していなく雑多な感じが何とも心地よい。
(1) 見所
特になし。
(2) 宿・レストラン
2泊しましたが、1泊目は「All Stars Hostel In」というドミで、2泊目は「Guesthouse Fortuzi」とい民泊に泊まりました。どちらも微妙でした。
All Starsは安かったですが、深夜遅くまでテラスでヨーロッパ人の若者たちが馬鹿騒ぎしていたので寝れなかったですし、Fortuziは快適でしたが、とにかく場所が分かりにくく(Mapsme、Googlemapいずれも位置がずれている)、部屋に窓がなく少し窮屈な感じでした。
レストランですが、「PastAmore」(Mapsmeで検索可能)が超おすすめです!トリップアドバイザーで見つけて行ったのですが、本格イタリアンでパスタの種類が豊富で、めちゃくちゃ美味しいのに、ビール込みで500円程度と破格の安さでした。気に入って2日間通いましたが、2日間とも客は私一人でした笑
アルバニアは鉄道がなく、バスのみで、1日1本なども多く、英語もあまり通じないなど不便な面もありましたが、物価も安く、人も優しかったので、今まで周った国の中でも個人的にはかなりお気に入りの国です!
是非、行ってみて確かめてみて下さい‼︎